レコードが置かれていない状態の3台のターンテーブルを演奏しながら、リアルタイムでレコードをカッティングして作るというクリスチャン・マークレーのパフォーマンスが羽田空港近くの埋立地にできたばかりのリサイクル工場で行われると聞いて、パフォーマンスの内容もさることながらかなり特異なロケーションにワクワクした気持ちで会場へ向かったのを覚えている。変わった場所でのライブや演奏会はたまにあるけど、美術館ではない場所で、これほどスケールの大きなアートイベントというのは当時も、そしてそれ以降も体験したことがない。
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